ケーゲル体操は、骨盤底筋を鍛えて尿漏れを予防するために行っています。
しかし、それだけではなく、女性には色々なベネフィットがあります。
それぞれ見ていきましょう!
①セックスを素晴らしくする
オーガズムに関しては、骨盤底筋が健康であることは重要です。ケーゲル体操は、膣をきつくしたり、オーガズムをもっと強くさせる効果があります。
骨盤底筋を鍛える結果、骨盤内への血流が高まります。血流が良くなると、性的興奮・刺激と膣の潤滑性が高まります。
骨盤底筋が柔軟であれば、挿入も快適にできます。挿入時に痛みを感じる女性は膣痙攣(膣の筋肉が不随意にけいれんを起こすこと)がある可能性があるので、医師に診てもらうのがお勧めします。
②全身のフィットネスに効果がある
座りがちな生活は、骨盤底筋に悪影響を与え、弱らせる可能性があります。
関節、腰、骨盤を怪我したときや、出産時にはレギュラーワークアウトにケーゲル体操を取り入れることが大切です。
③更年期後に骨盤の健康に効果的
更年期に達した後、体内のエストロゲン分泌が低下します。その結果、骨盤への血流が減少され、筋緊張に悪影響を及ばす恐れがあります。
ケーゲル体操は、 血液の流れを改善する効果があるので、血流を改善してくれ、骨盤の回復と強化に役に立ちます。
④出産後に回復してくれるのに役立つ
妊娠中に腹横筋が伸びることは、骨盤を弱らせる可能性があります。
経腟分娩にしろ帝王切開にしろ、骨盤底筋が妊娠によって弱くなります。特に、経腟分娩の場合、肌肉裂傷のせいで、この状態がもっと悪くなる可能性があります。
ケーゲル体操はこの状態を防ぐために役に立ちます。
妊娠の前にケーゲル体操をはじめ、妊娠中も子宮収縮を感じない限り、骨盤底筋を鍛え続けることができます。
始める前に、絶対にかかりつけ医に相談して運動プログラムの計画を立てましょう!
⑤骨盤臓器脱(POP)を軽減してくれる
骨盤臓器脱という状態は、女性の骨盤内にある臓器(膀胱・尿道・直腸・子宮)が下垂してしまい、膣壁内に突き出す疾患のことです。
ケーゲル体操は、骨盤底筋を強くし、骨盤内蔵機のサポートと脱腸を予防するのに有用です。
軽い脱腸は完全に治すことができ、中度の脱腸は日常生活動作に支障がない程度に軽減させることができます。
⑥尿漏れを治してくれる
骨盤底筋は、直腸、膀胱と子宮をサポートします。骨盤底筋が強くなく、協調性がない場合、膀胱と膀胱頸部の支えと括約筋の周りの閉鎖性が低下します。その結果、尿漏れを引き起こす可能性があります。
⑦背中と腰をよりよく支える力を養う
骨盤底筋は、腹部の深層筋と協調して背骨を支え、股関節深部の回旋筋とつながって股関節を安定させる働きがあります。
ケーゲル体操はこの症状に対応します。